風物

  『風物』 作詞作曲/衛藤文敬


  五月雨に群れるドクダミの葉に
  数センチ足りぬ前髪揺らし
  遊泳禁止のプールでお道化てみせるあなたに濡れて

 
  6月に蒸れる青山通り
  花嫁も向日葵もジオラマに人だかり
  その背後を幼少期の2人が走り抜けてく
  夏を舞台に


  脱げるボレロ 暮れる路地の裏の裏で
  役を終える風物詩がバケツの中へ
  かつての浴衣姿をラムネのビー玉に映す


  八月に茹だる打ち上げ花火
  黄昏の9月線香花火
  「どちらが好き?」と尋ねると
  両方と答える 侘びしらに
 
  10月生まれのあなたはいつも
  決まってこの時季夏風邪引いて
  キスして ねぇ
  空の水槽に残れる微熱が上がり続ける



 

彼女の下着

  『彼女の下着』 作詞作曲/衛藤文敬


  ジャムとうさぎ 彼女の下着 朝靄のコーヒー 妙に甘くて
  カーテンは次第に 外側の光の内 

 
  JALの飛行機雲をなぞり アザラシのように 永遠に寝させて
  カーディガン記念日 昼過ぎの肩に羽織らせ 


  バラバラ死体 TVニュースに その日半日 バラ色の人生
  直ぐ次の話題に 耳を貸す私もいたし


  ビルの森に埋もれ 街路樹はキラキラで
  しばらく振りですね 木枯らし よそよそしくて 


  クリスマスのイヴイヴに 繁華街を遠ざける
  あなたの弱点に触りたい


  ジャムとうさぎ 彼女の下着 ジャムとうさぎ 彼女の下着
  ジャムとうさぎ 彼女のうなじ JALの飛行機雲の下に

   
  アルバムの中の7曲目のサビが空白を埋める


  ジャムとうさぎ 彼女の下着 夜型のコーヒー 妙に苦くて
  これからこの先 薬指を噛みながら




New Wave Girl

  『New Wave Girl』 作詞作曲/衛藤文敬


  はじめては儚くもなぜ?優しくて
  二人乗りよりも幻と親しい


  有名な…この歌手は誰?苦笑い
  フロントガラスが割れても ほとばしれ


  海岸線の終わりを見てた恋人達は 別れの波打ち際
  とりとめのない話題で盛り上がってる 下がってる
  今年の水着はビキニですか?


  It's a husky new wave girl 外で待っててよね
  髪色を変えた次の日も 防波堤の上でダンスダンス



  不揃いなサンドウィッチとバタフライ
  桃色波止場で 野良犬と暮らそう

  
  ディスリスペクトに 心の行方はどこへ?
  さよならララバイ 真夏にも飽きが Cool & Step


  夜の帳 線路越しの娘は もうじき優れた女に変わるだろう


  波乗り 前のめりのビート 酔いどれて  
  最後の望みはウイスキーですか?

  
  It's a funky new wave girl 地平線の上でダンスダンス
  バランス崩す身体を good! 螺旋状になってダンスダンス 


  きっと上手くゆくから 外へ出掛けよう
  1/4の確率で楽園のバカンスへ ダンスダンス


  It's a husky new wave world 外へ出しておくれ
  髪型も変えて気付いてよ つたない発音で
  Thank you! Thank you!


温度差

   『温度差』 作詞作曲/衛藤文敬 


  換気扇が招き入れたのは今朝 顔洗い躊躇い
  蛇口の内側と肺の裏側までも いざ凍らせる程の気温すら
  御相子でしたね 御相子でしたね


  雪に成り済ましたのは雨 袖を盗む輩は春
  読書する君の隣は角部屋の昼下がりと似てた
  歩道を歩かせたのは外 車道を歩かせくれたのも外 それはそうと 


  そっと落ち葉は落ちてから正に落ち葉
  117頁挟めば 118頁からの見せ場 読まずに君へ返して さよなら
  さよならだけなら随分上手に言える様になっていました


  手袋の上から
  君の手を冷たく感じてしまうのはどうも僕のせいだから
  普段着を来てる筈だろう君の今日が何事もなければいい
  いつ何時のどこ何処で相変わらず元気でいてくれてますか?


  洗えば洗う挙げ句この手が冷たくも感じなくなってしまえばいい
  その方が僕には楽だから

 
  君の手をその右手を冷たいと感じてしまうのはやはり僕のせいだから
  あの本の感想を話そう 偶然今度春に会えたら話そう
  だからという訳ではないけど 気付きやすいように
  顔挙げて歩いていて



#011

そんな眼で、見ないでおくれ。



食べたりはしないよ。


LOVE は、

BABY BABY を、

殺したりはしない。


しかし、

だ!


腹は減る。

森も減る。

丘はHill.

服をKill.

・・・。


さぁ、今の内に…

お逃げなさい。


丸ノ内線の終電が刻一刻と近付いてるぜ。


 * * * * *


W「いらっしゃいませ。…まさかの御一人様ですか?」

S「はい。」

W「そのまさかの果てにお煙草は吸われますか?」

S「…いえ。」

W「どうぞこちらへ。お足下の地雷に御注意ください。」


ちゅどーん


 案内された禁煙席のハンバーグ似のソファ。臀部を密着させようとバックボーンの力を抜くと引き換えに、おそらくセブンスターの薫りがした。きっと新人の彼女はヘビースモーカーなのだろう。私自身はタバコを吸わないので朧げだが、父が昔同じ銘柄のソレを一時期愛用していたのが“当たり”に近づけた。ここはどうやら七つ星ファミリーレストランのようだ。☆☆☆★☆☆☆


 あっ、この上座からなら辛うじて大型タンカーが小型タンカーぐらいには見て取れる。

 
 海はもう、そこまで来ていた。


 七子ちゃん(仮)が、しつこいくらいに慎重に水素と酸素だらけのガラスコップを、予め卓上に張られたビックリマンシールヘッドロココ)の目印に寸分狂わず合わせる。その所作には目を見張るものがあった。単なるノスタルジーでは済まされない、未だ首の座らぬ赤子を抱き上げるようにその終始を目撃していた。マニュアル通り、客は私ひとりだった。
 旧城下町の交通を彷彿とさせる格子状の折り目が付いたエプロンが、隙間風に舞ふ。その風を地元温泉街の方達は皆、潮風と呼んだ。部外者の私もつられて、潮風と呼んだ。さて、それは彼女が“下ろし立て”である内情を周囲にお知らせし猶予を請うている。絶賛研修中!敵は自分だけで十分♪とかつて耳にした事のあるラップが有線から店内に流れても流れていなくても、客は自分だけで十分だった。


N「お決まりになりましたら、そちらの決して押してはいけないボタンを…。」

S「ピンポーン。」

N「ずこー。」

S「メカジキのグリル御膳を、白ごはんを旬ごはんにバージョンアップでお願いします。」

N「はい、かしこまりました。繰り返しません。私がオウムに生まれていれば、何の疑いも無く繰り返していた事でしょう。そう、永遠に…。」


 W改めN改めOは、厨房という名の鳥籠へと返り咲いてしまった。その引き際に彼女の水平お盆チョップが、先に差し出された水の氷を丁寧になぎ倒した。濡れる。ウェイトレスの覆水盆に返らずシーンは、過去に何度かTVドラマやバラエティ番組のコント等で拝見した事はあったが、まさか実際の現場に立ち会えるとは想わなかった。ライヴだ!いいメイドの土産になりました。


 オムライス似の羽が、油まみれの甲板に吹雪いた。


待ち時間、舌置き無沙汰をまやかすべく店内を舐め回す。濡らす。わざわざ描写を欲しているようなモノは、何一つ置かれていない。もう直き昼食が夕食に名を改めようとしていた。



 手持ちの携帯電話の時計で約20分は経っただろうか。お子様ランチのオマケでありオモチャでもある電車の女性専用車両から、蝶ネクタイをこさえた小さいおじさん=妖精(?)が駆け降りて来るなり、

      
Y「ふッヒっ、大変お待たせして申し訳ございません。ほッヒっ、ご注文頂いたメカジキのグリル御膳ですが、ゴっふッ、気まぐれシェフがキマグレンでして…かくかくしかじか男性デュオの……はい…。」

 大人店長(社会的に)の熱心な説明によると、メカジキは本日グリグリ出来ないらしい。

S「それでは…。」

 と、改めてメニューを広げ第二候補に繰り上げ当選を告げようとする、その声帯の震えを塞ぎへし折るように…

Y「その代償と言っては何ですが、旬のお猿さんをふんだんに使用した特別メニューを御用意致しました。もし宜しければ…。」

S「……では、そちらを頂きます。」

Y「はい、かしこまりました。喜んでー!!(喜んでー!!)…どうぞ、こちらの9階のお部屋へ。お足下の深淵に十分御注意くださいませ。」


 * * * * *


 徒歩なら2分にも満たない、ボーイング747なら離陸するまでもない至近距離に別府湾を望む立地のビジネスホテルの一室で、海のウの字も観えぬ912室で、小綺麗なドレッサーの前に小汚い私は鎮座していた。無論、お粧しの為ではない。備え付けの電話をする為だけに生まれてきたような電話機の隣には、支配人の粋な計らいで大量のメモ紙と黒ボールペンがこれ又定着していた。これで心置きなく歌詞を書けますね。にわか観光客なら誰もがそう思った事だろう。持参した21枚の五線譜と筆記用具は、炎上し鎮火させた。私が旅に出た♨個ある理由の内♨個目の理由、つまり最後の理由は『エンディングテーマ』を書き続ける為でもありました。このような裏テーマを所有している内部事情には、きっと羽田空港の保安検査場の職員&X線検査装置も、百戦錬磨の銀座の占い師やスピリチュアル・カウンセラーも、あの世界のマツコ・デラックスでさえも見抜けなかったに違いありません!ただ、このような自意識超過剰も大概にせねば、我が輩の赴く先々の背景は薔薇畑になっちゃうのだ…YOU…なっちゃ…否!!YO!!今年の自身に強制しようテーマは「オレオレオレオ!!」なのです。もう残り十日を切りましたが…。


 君も俺と一緒にしゃしゃり出ませんか?
 
 Would you syasyarry me ?   


 
 To Be Continued…


 *後記*

先月からアキレス腱断裂せんばかりの勢いで背伸びをしてTwitter(→http://twitter.com/#!/so_shi_te)を始めました。僭越ながら皆様と×××させて頂けましたら×××と存じますので、どうぞソチラも合わせて宜しくお願い致します。P.S. Merry Christmas…

#010

外観覧車

参列が乱れ、ハプニングが優先される。

ゴム毬弾むボインちゃん@都会の廃校の体育館の跳び箱にも、ギンギラギンにさりげなく佇む六本木ヒルズ超高層マンションのRの避雷針にも、上の階の恋人達が愛を育むBGMが漏れ聞こえる築33年の木造アパートの角部屋にも、平等に秋の角度で『お疲れ様』の陽が注がれているマジックタイムとの遭遇に、一瞬全てをチャラにされたような気分になりラリってしまいそうでしたので、部外者を装うことにしました。SO しました。
MY半生を省みれば、そうして要所要所やり過ごしてきた気がします。本当にゾッとする話ですね。

『軽薄になろう。』

が、最近の口癖になりつつある既にデラ軽々しい私も、先に控えている「しあわせのしわざ」の約4年振りとなる新音源のレコーディングにおいては当事者(責任者)の一人として真っ向からヤリ合おうと、自宅近所のリハーサルスタジオに個人練習で入り1つのキックペダルでツーバスと同様に聴こえるバスドラミング(YouTube菅沼孝三「超絶足技」→http://www.youtube.com/watch?v=UfXiMe8IC9s 参照)を完全習得してやんぜ。ト、孤軍奮闘しております。


ま、私はギター&ヴォーカル担当なんですがね。

Fender Telecaster '72 と 愉快なエフェクター達(漢の直列接続ナリ)


『ソールとピックが摩耗する最高速度にベテラン白バイ隊員も真っ白なのさ。』


そう(?)一念発起する一方で、もう一生“君に届け”ようのない泥土臭い青春の汗を流したバンドのスタジオ練習上がりに、メンバー皆と世界一のちょもらんま酒場(西荻窪店)で“大焼餃子”と“男と女のハイボール”をカッ喰らいながら、非・国民的バンドのポップソングに耐性と役割と未来はあるのか徹底討論!朝まで生テレビごっこや、剣道の面!と胴!のコンビネーションについて素人の観点からの考察や、神話のような結婚話という名目で崇高な猥談をしたりして、笑ったり笑ったり笑ったりして『ここは「笑笑」かっ!!安くて美味しくてメニューが豊富な…』で、心のデリケートゾーンも肉汁でびちょんびちょんに充ちちゃうぐらいお腹一杯になって、もうこれだけで十分生き延びていけるのにな…って、この期に及んで未だに平和的自己完結をしてしまうのです。おしまい。

『って、ちょ、待てよ。待ってちょ。』

妨げてくれるな、俺。
寝言抜かしラップ=マザー牧場フ○ッカーか、ORE。
地球から出ていけ、オレ。

ごめん、最後のは…ごめん。…言い過ぎた、ちょ。 


『度重なる不用意な寸劇がありましたこと、謹んで深くお詫び申し上げます。』   


[石焼きノーミソ始めました。]

冷やし夜行へ。外気温のドラマティック変化に置いてけぼりの装いは『ウサギとカメ』の眼鏡じゃない方。ぶるっ。誰かさんの固有の領土である遊歩道を、誰もが我が物顔で遊び歩きます。それでいいのさ。右向け左。オリジナルの星座が消息不明の件。あ、産業廃棄物置き場のアスファルトガラの天辺に下半身だけ埋もれた奇形のヒーローとシャベル。は、喋らないのにシャベル???困惑するー。下向け上。今宵も月は良く手入れが行き届いていますね。死んだ裸電球のようだ。ぶるっ。夏の終了に伴い OMOIDE IN MY HEAD をランダムに羅列し、ステップに反映させてみましょう。それでは、やってみましょう。


◦乾燥海パンを水道水で戻そう、涙そうそう

◦海には“積極的に”行かなかった。

発泡酒と枝豆と高校球児と老化の一途を辿るルーキー(26)の9回裏ツーアウト・ランナー1・3塁のOK余裕。

◦フジフジ富士Qでハートをエグった打ち上げ花火が、今年最初で最後の花火となりました。

◦「モヤモヤさまぁ〜ず2」と「チャットモンチー」が大好きです。結婚して下さい。

◦どうか明日の東京地方の天気が雨のちProvidence/PEC-2でありますように。 

◦祝・玄米生活2ヶ月目突入。超超超いい感じ♪腸腸腸腸いい感じ♪

◦2010年8月28日[Red Zone]に出席しました。同日に執り行われた(父方の)祖母の告別式を欠席して。

◦ごめんね、ばあちゃん。

◦物音が欠けて、いくのが、分かる。

◦会いたかった。
 …のは「AKB48」だけじゃないんだぜ。


【2010/08/28 Red Zone @小金井アートスポット シャトー2F】

USTREAMhttp://www.ustream.tv/recorded/9199362


*セットリスト 
1.享年
2.東京
3.アメリ
4.花瓶の水
5.風物(kazamono)


個人的には上記のような事情を抱えているが故に大変不謹慎な発言ではありますが、そのような一切合切を忘れさせてくれるぐらい忘れられぬ素敵な夜宴となりました。実写版「忘れらんねえよ」です。
偏に、遊びにお越し下さいました皆様、魂を震撼させる歌と演奏を聴かせて下さいました共演者の青柳さん・あだちさん・fulaの字引君・石川君(→現在fulaはbass・drum・Keyboard募集中です。Ustを御覧頂きビビビッときちゃたメディア前の御三方!!是非御一報を小生からもお願い申し上げます。)、いつも温かく聴いて下さりサポートして頂いている『小金井アートフル・アクション!』のインターンの皆様、鉢合わせではありましたが『voppivoppiの天地創造展』会期中につき共有空間を彩って下さいましたvoppivoppiの皆様、そして全ての事件の発端を与えてくれた[Red zone]のビッグダディ・むらじ(世界のhiroshi murakami)と毎回優しくフォローして頂きもう一生頭が上がりません・すみ…(むらじの)お姉さん、長丁場にも拘らず全編PAとして尽力してくれた渋谷君、ふひぃ・・書き切れん・・えーい、全員まとめて関係された皆サマンサタバサ、のお陰様です。本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

あれから早くも1ヶ月以上が経ち季節を大幅に跨いでおり『えっ?なんのこっちゃ?』と忘却された方も大勢いらっしゃるかも知れませぬが、改めましてこの場を借りて心より御礼申し上げます。また御一緒できる機会がございましたら、その時節は是非とも宜しくお願い致します。再び皆様にお会いできるよう、どうにか生き延びてやろうとソウルを燃やしております。君にオレの瞳の中に消せぬヨガフレイムがお分かり頂けるだろうか。ほい。

(炎ω炎)

や、ご紹介が遅れました。地獄44区から10度目の出馬を致しましたsoshiteです。
毎度ご無沙汰して影を薄めるというカルピスマニフェストを掲げております。10回目の落選はもらった。

このイベントの経緯等につきましてはssのs.sキャプテンのMCを参照して頂くとして、小生からは二言三言無駄口を叩かせて頂いたら風呂入って歯磨きしてクソはしないで寝ます。言われんでもしたい時にする派です。

毎回感想の反復になってしまうのですが『会える』ってのは本当に良いモンですね。この日も素敵な無数の初会と再会がありました。これまで会わずに過ごした数年間・数ヶ月間・数日間・数時間にも皆それぞれに人数分のドラマがあって、裏番組のドラマの全話を視聴する由もありませんが、きっと語り尽くせぬ山場も修羅場も土壇場も砂場も濡れ場もあったことと想像します。このまま皆が皆全く関わらずに終了しても物語の内容に何ら支障を来すこともなかったはずですが、イベント名目の私共のお誘いによって皆が集い楽しんで頂ける交差点を用意出来たとしたら、そして僅かでも日常に良い変化を齎せたとしたら作り手としてこれほど嬉しい事はありません。痺れちゃいます。ジュワっちゃいます。そして、懲りずにまた『会いたい』と願ってしまうのです。

↑関連して余談を。アマチュア中のアマチュアで活動もままならない「しあわせのしわざ」が発する『会いたい』と、メジャー中のメジャーで活動を展開されている「EXILE」や「西野カナ」が発する『会いたい』とは【全く別物でありながら全く同物】であり、ライスカレーとカレーライスぐらいかけ離れた身分におりながらそのどちらも【人が人を思う際に発生する一定の距離を最もダイレクトに表現した日本語】に変わらぬ普遍性を、私は認めたいです。私達は一生会わずにいられる(いられた)という選択肢も大いにアリと認めた上で、私は認めたいです。頼むから持ち堪えてくれ、ジャパニーズ・ポップス。私が嘗て愛でていたJ-POPはもう二度とこの部屋へは帰って来やしないのでしょうか…。  
他にも『愛する』という実在すら危うい動詞や、これらのような文句を用いた結果『ラヴソング』というカテゴライズのされ方に関しても、全く同様の事が言えると思います。巨大数の候補の中から生存権をめぐる鬩ぎ合いをし選びに選び抜いた歌詞であるなら、誰からも嘲笑すらされずに済むはず…だのに、誰からもフルボッコにディスられてしまう様であれば作家側に問題があるとしか言えません。先ずは問題児と呼ばれたいです。話はそれからだ、の話だ。  


さて序でに第10回soshite's反省会を開催しましょう。やはり一番の猛省点は、世界トップクラスの悲哀とストレスを差し置いて器用に自他を騙し笑う小芝居が、妙にトレンディトレンディになってしまったことですね。アクト中は勿論の事、特にライヴ後ssメンバー4人で訪れた深夜2:00〜のファミレスで野菜ジュースを一気に飲み干すシーンでは、完全に石田純一氏を降臨させておりました。さっきまで履いていたはずの靴下が無くなっているっ!?90年代前半を彷彿とさせるフットワークの軽い演技のお勉強をゼロのゼロから始めてみようと意を決した帰路の車中、夜明け間近の街灯の連射する人工光が眼底にブッ刺さり過ぎるソシソシなのでした。おやすみソシソシ。
  
待ったー。秋の夜長に便乗して、もう少しタブーに踏み込んだCoCoだけの話をしましょう。本当にゾッとする話を…。 
“弔い”などいう都合の良い単語を持ち出して美談にするつもりもなければ、絶対に美談にだけはしてはならないともヘンな説明責任のようなモンに駆られ(自意識過剰だと言われれば、ぐうの音も出ませんが…)、身内に不幸がありました。という打ち明けだけに留まっては登場人物全員が「ちびまる子ちゃんの顔面に縦線が入りまくり状態」のままでクレジットタイトルが流れ始めかねないので、自他共に精神的被害を最小限にする為にも今現在の正直な思いの丈を密かに綴って置きたいと思います。気持ち良くシュートで終われますように。ま、一晩眠ってしまえば180°心模様は変わっているかも知れませんが…秋空の下だけに(鉄板ネタ)。
直接会ってお別れを告げられるのに(←ココ重要ですね、期末テストに出ます。)告げなかった選択は孫としてはサイテーの行為であり、所謂“鎮魂歌”を天に捧げるような純文学的な美しさの微塵の欠片もありませんでした。ただこの日のライヴが本当に楽しかったのもこれまた揺るぎない事実です。だから、自身の行動が正しかったか間違いであったかは言い切れる自信が未だにありません。多分△です。また、言い切る必要も今回ばかりはなかろーもん…と高を括っているのも自白します。なんせ軽薄ですから。『どうでもいいぜそんな事柄〜♪』と若かりしベンジーの美声が高校時代のメモリーと共に蘇ってきます。人口わずか15人の母校でしたね。。。ズレータ
元い、十分に熱りを冷ました今になって振り返れば、おそらく無意識に近いSの判断で端から手堅くベストよりベターを狙いにいっていたのではないかと推測する事が出来ます。そーゆープレイスタイルは余り好きではないはず(つまりは嫌い)なのですが…本能の赴くままに行動する以外手法を知らなかったのでしょう。どうしても経験値の低さは否めないです。安西先生…×××がしたいです。 
いずれにせよ「祖母の葬儀に出なかった」という経歴になんら偽りは無く、この惑星の何処を探してももう私が面と向かって『ばあちゃん』と呼べる人は一人もいなくなってしまったのだ。そのような境遇を招いた愚生に対するどんなに厳しい御批判も真摯に且つ大胆に受け切る覚悟はしております。内心ビクビク&ワナワナしておるのです。
ただ、仮に全宇宙の君に『グランドマザーファ○カー!!』のような罵詈雑言の大合唱を四六時中360°から轟音で浴びせられたとしても(私の周囲にそのようなキレキレでファンキーな方はおられませんでしたが…)、私は先に予定がなされていたライヴを至極“普通に”遂行したことでしょう。理由は簡単です。


しあわせのしわざのフロントマンですから。』


ゔっ、by 桜木花道(from SLAM DUNK)みたいになってしまった…。

(赤ω赤)

つ、つまり、私がいざ目指すは『君は人間としてはカスだが、カスとしては最高だなっ!!またなっ!!』の類いの評価コメントを頂けるような辺境の地なのです。SOです、ギリギリのラインですね。私の目の黒い内に『おめでとう』の白い陽が注がれているであろうその僻地に辿り着けるよう今後も邁進して参りますので、どうか皆様もお身体を大切に今ある生活を全力でお守り下さい。ならばフリーダムです。喰らいたいご飯だって吐くまで頂けるし、超格好良い全身タイツと出会えたら今着ている物を全部脱ぎ捨てて着替えられるし、本気出せば飛べるし、会いたい人にだって幾らでも会えて晴れて『会いたい』と歌わずに済むのです。その仕合わせの発生源に私がいなくとも、あなたの毎日が十分元気でよろしくやっていけますように陰ながら心からお祈り致しております。どうか相変わらずに。    


最後に、赤い決戦前夜に猫背のネズミとなった私の背中を複雑骨折するぐらいフルパワーで押してくれた両親に心から感謝します。貴方達の息子で、そして貴方の息子の息子で、スーパーラッキーボーイでした。100年に1人いるかいないかの。ありがとう。近い内にまた帰ります。


◦実家がインターネットに接続できる環境にないのを良い事に一方的にシルシテミル。

◦「なんか」としか説明仕様のないこの「なんか」を信用し支持する。

シャロンに『よくできました。』と言って微笑んで貰えたら、九割九分九厘以上の確率でこの世も天国かもしれない。

◦さよなら、ありがとう。

◦来年の夏こそ海へ行くのだ。水着ギャルどもに会いに。

◦FU・RA・CHI

◦おやすみ。


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   『花瓶の水』 作詞作曲/衛藤文敬

 
  花瓶の水が汚れてきたら 貴方の枕元へ飛べ!! 夕焼けに焼け爛れても


  似紫の髪飾り 初秋の汗 ヒグラシの残党に連れられて消えた
  電話での第一声は「・・・。」 悲劇的な小説よりも冷静だね


  カラスよ カラスよ 毒薬を飲む役に疲れたら
  花弁の 花弁の 苦味が咽喉奥を枯らすから おかえり


  来年の春には土手沿いの桜も 見頃を迎えてサヨナラ 再来年の為に
  花瓶の水が汚れてきたら だゆだゆ流るる涙を使って下さい


  はらりと はらりと 告別の時期と場所を選んで
  朝露が 朝露が 明々後日には初雪を運ぶから 運ぶから


  花瓶の水が汚れてきたら 貴方の枕元へ飛べ!! 夕焼けに焼け爛れても
  花瓶の水が 花瓶の水が 花瓶の水が 来年の春には…


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#009

現場


「君の親指なら、このラーメンのスープに浸っていても構わない。いや寧ろ、積極的に2〜3本入っていて欲しいぐらいだ。」
 
休日返上の草刈り機・弐号の怒号が、ぼんぼろぼんぼろ、網戸を叩いていました。
離乳食系ヒットマンの疑惑は、晴ーれー。働き詰めの目覚まし時計Aはこの日ばかりは、一日 サッド サマー ヴァケイションです。

はっ、身に覚えのない『雑草の白胡麻和え』を枕元で拾ったので、最寄りの交番に届けます。安心と信頼のハートブレイカー・soshiteの入場です。



HEY!ポリスマン「…元の……拾った場所へ返して来なさい。………はよぅせんかっ!!」 

テッテレー♪


黙祷を。〈問65〉1945年の8月15日に歌うことを赦されたラブソングについて140文字以内で歌いなさい。


陥落したアジサイの一番美味しい部分に、一匹の青虫がペーストされていました。蝶を第一志望にしていた蛾がガがガが、あ゛うっ。
その君のファイナルシーズンへの出発を見送る横断幕が、お向かいの民家のベランダに掛け布団(萌えキャラもの)と同じ要領で挟み付けられていて、今夏最強の直射日光を散らかしています。ぢれぢれ。目測1500×8000mm程のその布には、全国各地から寄せられたコメントが満載していて、中には自血で綴られたような熱血系それヤツもありました。いつの時代も、思いは重い…ですね。

休日返上の掃除機・二世の美声が、ぞんごろぞんごろ、床材を剥がしていました。
このまま永久に起床しなければ、蝉蝉蝉蝉蝉蝉蝉のシャウトが堪能できる絶好の酷暑日が… 台無しだ!!

始動しろ、俺・3号機。


んっ?

脱いでも、
脱いでも、
Tシャツが脱げません。


HBS「きれいな日焼け跡してるだろ。ウソみたいだろ。生きてるんだぜ、オレ…。」


マヌケな、
間の抜けた
間の取り方を
灼熱地獄で身に付けた夏の日の1993+セブンティーン=�

…ヘルプ……ミー…です。


さて、時の流れというジャンキーBは手加減という大人げを知る由もなく、万緑が繁茂に繁茂した葉月も繁々と撤退に向け準備を進めております折、皆様いかがお過ごしでしょうか?およっ、善くぞ!ご無事でおられましたっ!!

私・娑婆ぐらしのソシテッティは先日、これまで全く手付かずでおりました夏休みの宿題(自作自演)の山に果敢にも全裸で登ろうとしていたところを近所の野良小学生に嗜められ、例年通り夏休み最終日の8/31に改めて再登山を決行致す運びとなりまして、おめでとうございます(?)。

さか、遡りまして6/26・7/03に出演させて頂きました『Red zone』シャア専用・シャトー小金井2Fに御来場賜りました皆様、共演者の皆様、小金井アートフル・アクション!(→http://artfullaction.net/index.html)のスタッフの皆様、改めまして誠に有難う御座いました。
皆さんのギネス級の温かさに、迷い雨に遭遇した帰路上の高円寺のアーケード商店街の最中でも、ひとり傘を閉じれずにいました。だっ、大丈夫です。目にゴミがっ、粗大ゴミが入っただけですので…。

〜全国数万台のメタボリックTVの行く末を嘆いて2010〜

おそらくこのブログ風遺書『イゾラドの春』を御覧頂いている多くの方が利用されていると思われます「mixi」や「twitter」や「携帯電話のメール機能」をも利用していない(株)ディスコミュニケーションの終身名誉会長の小生にとって、こうして生(なま)で皆さんとお会いし、杯を交わし、お話をして、ダンス×3して、交じらひ接触の出来る『シャトー小金井2F(ニーエフ)』のようなミックスの場の存在は、とても貴いものであります。また、直接的な付き合いが希薄になりがちな現代(その時代性を一概に悪とは言えませんが…略)こそ大切に育んでいきたい場所でもあるとソシテッティは感じました。まくりまくりました。


守りたいものがあるのです。
あなたに守りたいものがあるように、私にも守りたいものがあるのです。


と・Youわけで、もう1〜2回寝ると直ぐ来たる!今週末の8/28(土)の『Red zone』に「しあわせのしわざ」として出演させて頂きます。泣く子も黙るイトーヨーカドー武蔵小金井店へ、晩御飯の旬の食材(e.g.塩秋さけ・南瓜・無花果)を買いに出掛けるついでに、気軽に♭立ち寄って頂けたら嬉しいです。生きた侭の音楽を、より手軽に、より新鮮な状態で皆様の食卓へ届けられますよう全力で30分クッキンング致しますので、どうか期待にお腹を空かせてお待ち下さいませ。

※味の保証はデキンガナーZですが『料理は心や!』という神田川俊郎先生の鉄板フレーズを胸板の上で細かく刻んで、予め下拵えをして置いた�の上に満遍なく振りかけられるように頑張ります。


皆様にお会いできるように、頑張ります。
そして、皆様にもどうかささやかながら素敵な出会いがありますように。

__________________________________________

【「しあわせのしわざ」次回演奏会のお知らせ 】

事件:『Red zone《ばんかのうたげ》』→http://d.hatena.ne.jp/redzone5pm/

日時:8月28日(土) open/17:00 start/17:30 

入場料:¥500(1ドリンク付き)

会場:小金井アートスポット シャトー2F(ニーエフ)→http://chateau2f.blogspot.com/
   JR中央線武蔵小金井駅から徒歩5分
   小金井市本町6−5−3 シャトー小金井2階
   アクセス→http://chateau2f.exblog.jp/i7/

演者:あだち麗三郎 →http://www.reisaburo.net/
   青柳崇(fromビイドロ) →http://biidoro.net/
   fula →http://fula.izakamakura.com/
   しあわせのしわざ

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*soshite's memo

【最近拝読した漫画】
上野顕太郎さよならもいわずに」/サメマチオ「マチキネマ」/いましろたかし「引き潮」/鈴木志保「ヘブン…」

【今月の名器(陶芸編)】
*重要美術品 井戸茶碗 銘 美濃 陶器/一口 李朝時代・十六世紀 (五島美術館蔵)
*長次郎赤楽茶碗 銘 夕暮 陶器/一口 桃山時代・十六世紀後期 (五島美術館蔵)

【本日のプレイリスト】
大友良英その街のこども」/加藤和彦北山修あの素晴らしい愛をもう一度」/GREAT 3「DISCOMAN」「Little Jの嘆き」/太田裕美木綿のハンカチーフ(シングルヴァージョン)」/ホフディラン「ふさわしい人」/斉藤哲夫「吉祥寺」/グレープ「ほおずき」/PLATON「素敵な予感」「ブルー・サンダー」「アンダーザミラーボール」/スピッツ「ナイフ」「涙」