彼女の下着

  『彼女の下着』 作詞作曲/衛藤文敬


  ジャムとうさぎ 彼女の下着 朝靄のコーヒー 妙に甘くて
  カーテンは次第に 外側の光の内 

 
  JALの飛行機雲をなぞり アザラシのように 永遠に寝させて
  カーディガン記念日 昼過ぎの肩に羽織らせ 


  バラバラ死体 TVニュースに その日半日 バラ色の人生
  直ぐ次の話題に 耳を貸す私もいたし


  ビルの森に埋もれ 街路樹はキラキラで
  しばらく振りですね 木枯らし よそよそしくて 


  クリスマスのイヴイヴに 繁華街を遠ざける
  あなたの弱点に触りたい


  ジャムとうさぎ 彼女の下着 ジャムとうさぎ 彼女の下着
  ジャムとうさぎ 彼女のうなじ JALの飛行機雲の下に

   
  アルバムの中の7曲目のサビが空白を埋める


  ジャムとうさぎ 彼女の下着 夜型のコーヒー 妙に苦くて
  これからこの先 薬指を噛みながら