nasca

  『nasca』 作詞作曲/衛藤文敬


  腐り始めた虫と花弁が 臭い薫る陽気な日曜日の
  春化粧は濃く(逆に) 横顔は薄れてゆく


  頭痛の種蒔いたね 田園の片隅へ 御洒落頭を垂れて
  見事な緑に眼を落とし凝らし 本望の肥やし


  壁伝いのネオン(街害街害)ネオン(GUY)


  学び舎からの悲鳴に祭り囃子はそっと寄り添って
  “まみむ”メモ書き読んでくれましたか?

  キャベツとの訣別や ろくすっぽ踊れやしないワルツを
  当てずっぽうの答え合わせが不可欠なら月曜日に身を任せて
  海沿いは演出で


  渚に落書きされた地上絵目印に
  海鳥は飛んでいる(緑は富んでいる)
  海鳥は飛んでいる(緑は富んでいる)


  ナスカに乗り忘れられた自転車前籠に
  間違いの向日葵が 間違いの向日葵が 


  渚に置き忘れられたバス停目印に
  待ち合わせでもしよう